ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

待ちに待った文庫版。今回も日常の謎と青春のほろ苦さの詰まった話だった。
学年が上がって里志・摩耶花には変化がある一方で、相変わらずな奉太郎とえるの構図が面白い。


多少ネタバレになるけど、即売会の当選通知と唐揚げにレモンのところは笑った。
そういう価値観や認識の相違が今回の話のメインテーマでもあると思う。
おそらくこれに近い経験をした人はかなり多いだろうな。