僕に存在価値はあるその根拠

  • 二週間後に試験だというのに、こんな時間に(AM2:00)にこの日記を書いている。 でも、syrup16gの「COPY」はそれほどの名盤なのだ。 もちろんただの現実逃避だが、同時に本心でもある。
  • シロップのアルバムは「coup d'Etat」以外は持っている。(ちなみにシングルは持ってない) その中ではおそらく1番だと思う。 ただ、あくまで『アルバム』としてだが。 (楽曲全体では決められない)
  • 1曲目の「She was beautiful」がすごくイイ。シロップの曲で1番美しいと思う。 そして立て続けに優しくも悲しい 「無効の日」。 そして「生活」。いわゆる『歌詞も曲もいいナンバー』。悲しい事に今の自分(いや、『今』に限らない)にはその言葉を使うことでしかこの曲を称えることが出来ない。  否定をしながらも待ち続ける「君待ち」。 この1〜4曲目までの流れがとてもイイ。  ここから5〜7曲目がシロップの「負」というか「陰」の部分が色濃く出ている。 『死んだ方がいい』・『嘘(理想)で固めろ』と歪んだギターに乗せて歌う「デイパス」、ほとんどの人間は勝利できないと確信するような「負け犬」、『広い普通の心をくれないか』と切実に「(I can't)change the world」。  ここからの3曲(正確には2曲と1曲)の流れがこの作品を完結させていく。 「Drawn the light」・「パッチワーク」 (どちらもサビの後の部分がいい)とロックナンバーの後に、「土曜日」で静かにそして悲しげに締める。 シロップのラストの曲はどれもイイ。そしてどこか悲しい。それぞれベクトルは異なるが。(そこが良いんだけどね)
  • 自分の中での構成が、歌詞カード通り(4・3・3)なのは偶然だと思うが、実際は意図していたんだろうか?  まぁ、1番言いたい事は「COPY」が物凄く素晴らしいって事です。
  • レビューを今までに何回か書いてきて今回が1番の長文だが、正直シロップ中毒の人が読んだらきっと「全然分かってね―よ、ボケ!」と言われる代物だろう。 それでも一人でも共感してくれたり、「聴いてみようかな」と思ってくれる人がいてくれれば、この程度の駄文に1時間40分も費やした意味はあるだろう。

COPY

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