感想を書こうと思ったがネタバレになるので、代わりに俺のハルヒ史のようなものでも語る事にする。

ハルヒは俺の中での立ち位置は少し特殊だ。
唯一購読しているラノベと一言で片付ければ話が終わってしまうので、もう少し掘り下げます。


一番最初(重複表現だ)に知ったのは高校生の時にブックオフで読んだ黒歴史の方の漫画版で、そこから特にハマる事は無かった。
むしろ大学生になってアニメが放送されるまで忘れてて、時系列シャッフルやCD発売やらが話題になっていたのは知っていたが、その頃は


「アニメなんか観るようになったら終わりだ」


と、冗談に聞こえるが当時は本気で考えていたために、特に興味は惹かれなかった。

けれどある日、友人から見せてもらった「退屈」の回でBGMが双子とその幼なじみが出てくる某野球アニメにそっくりだったのが妙にツボったのと(ちなみにその時の「これは何にタッチしようとしてるん?著作権?」というツッコミは我ながら見事だと今でもしみじみ思う)、「ライブアライブ」の超絶演奏シーンに圧倒されてハマってしまった。
これは旧漫画版によって簡単な設定を知っていて、なおかつ「退屈」の回も収録されてたことが上手く作用した結果と言える。
(俺はこれをジョンスミス現象と呼んでいる。)


そしてハマりやすい性格なので原作も早々に読破し、気付いたら長門が一番好きになってました。
好きになった理由を挙げろと言われたら難しいが、出番や役割がの割合が多く印象が積み重なっていき、自覚してからは嫁の座を不動のものにしている。
(ちなみに唯は「うんたん♪」で一発KO)
っていうか作者自身が「がんばれ長門さん」にしようと思ったくらいだしな。


ハルヒが面白いのは魅力的なキャラクターや秀逸なストーリーは元より、ラノベ特有のハーレム状態とは少し異なり、SOS団の男女比が3:2で、むしろ古泉との会話シーンが一番多いのがポイントだと思う。
それにハルヒがあらゆる意味で物語の中心で、また原因でありながら結果でもあるのに、その周りの人物がメインになっている構造的矛盾がいい意味で違和感を与えてくれる。


それでいて回りくどい言い回し(これは重複表現じゃないよな?)のモノローグといったラノベの基本も忘れておらず、おかげで脳内独り言がそれっぽくなる、通称「モノロー癖」を発症してしまう始末。


中高生なら若気の至りとして後に悶絶必至の思い出として話の種にはなるだろうが、この世に生を受けて四半世紀を過ぎた成人男子の精神活動の一環としては不健全極まりなく、もし個人の思想でさえ刑罰の対象になりうるなら懲役とまではいかずとも罰金刑を科せられるのを免れない事は火を見るより明らかだろう(↑こういうやつ)



話が逸れたが、ハルヒがきっかけで多少だが読書量が増え、これまた多少ではあるがアニメを観るようになり、そういった意味でも特殊な立ち位置なのだ。



これから楽しみなのは新キャラの中の人が誰になるか(佐々木は小林ゆうヤ ス ミ伊藤かな恵が俺の中でのイメージ。九曜が能登なのはベタ過ぎるので却下。)と、ハルヒちゃんでどういうイジられ方をされるか。

まぁ藤 原シ ス コ ンキャラになるのは間違いないなwww