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- 作者: 高野和明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/11
- メディア: 単行本
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他人の非日常的な未来が見える能力「ビジョン」を持った山葉圭史を狂言回しとして、サスペンスや恋愛、夢といった様々なシチュエーションで描いている。
面白かったのは、「恋をしてはいけない日」と「3時間後に僕は死ぬ」。
特に、最終章の「3時間後に僕は死ぬ」は陳腐な表現になるけど、先が全く読めず、文字通り息も吐かせぬ展開の連続で、鼓動は高まりっぱなしで読み終わっても暫く興奮が冷めなかった。
グレイヴディッガーを読んだ時にも同じ感覚だったけど、それを凌駕してる。
「24」ってこんな感じなんだろうなと思った。
見たことないけど。
読んでる途中では、自分自身の未来や運命を重ね合わせてちょっと鬱になったけど、
エピローグで何か楽なった。