水上悟志の魅力というか優れている点は、長編短編どちらも描けるのはもちろん、
必要以上に設定を斬新・奇抜なものにせず、世界観の構築や演出で面白さを出してる所だと思う。
「虚無をゆく」はその模範解答で、水上作品の傑作の一つだと思う。


サロが頑なにロボに心がある事を否定したのは、それを認めると怪魚にも心があるということにもなるし
怪魚を自分の母星ごと滅ぼさないといけない業に耐えられなかったからなんだろな。